2016年3月8日~16日までの9日間、ドイツ・オーストリア・ハンガリー・スロバキア・チェコの五カ国を訪問。
旅行会社の企画した添乗員の同行するツアーです。ウィーンに二泊するのですが、全工程中ウィーンで半日程度の自由時間しかなく、自分の本来の目的である菓子店への訪問がどの程度できるか不安もありましたが、単独で行くよりはるかに安い旅行料金につられ、今回は下見と割り切り参加しました。
因みに、訪問出来た菓子店は以下の様です。
1, ザルツブルグ 1884年開業Fürst。モーツァルト絵付きのチョコレートの元祖。
2, ウィーン ハイナー本店創業は1840年
(デメル・ホテルザッハーより現地では上の声もある)
3, ブタペスト ジェルボー(1858年) ヨーロッパ屈指の有名店 昼食を取る。
4, ブラチスラバ (スロバキア) (1873年)創業 カフェ・マイヤー
5, ドレスデン エミー・ライマン →シュトーレンの有名店
6, マイセン マイセン工房のカフェ 昼食を取る。
また製菓学校の生徒としての視点では、以下の様なことが感想です。
1, 今回訪問した地域が、ドイツ・ウィーン文化圏でしたので、日本では見かけない、まさに学校で習ったお菓子がショーウインドーを飾っていました。非常に親近感が沸きました。
2, ケーキが大きいし甘いと思いました。
銀座のダロワイヨの食べ放題で七個食べたこともありますが、ハイナーの一個で十分でした。
3, 男性客が日本と比べて圧倒的に多い。
4, 特にウィーン中心地には、カフェが沢山あったと思います。
→コーヒーだけ飲みに入った店もあります。
5, たまたま製菓業界の人が一人、イースターの取材に来ていました。年齢も私と同じでお菓子の話が出来るので、退屈しませんでした。
その方は、機械・製菓材料の輸入業者でした。
6, クリマススと並ぶキリスト教のお祭りイースターの時期だったので、各地でその飾り付け、またプラハでは大きなイースターマーケットが出来ていました。
輸入業者の人は、日本でもイースターを上手く導入したいようでした。
7, 訪問した国の関係で、ライ麦を含むパンが朝食には沢山種類がありました。
酒好きな私には、チェコのビヤホールで夕食二回とワインレストランの食事二回が良かったです。一回はボトルでワインを頼みました。
ザルツブルグ 1884年開業Fürst
ハイナー ディスプレー・イースターの飾り:うさぎや卵
ケーキを食べる
明日から第二回キノコ狩り遠征があります。
通常は、お昼ご飯のお弁当を用意して出かけます。
ただ明日は、大勢の参加で車内が狭く、大量の食事を用意して運ぶのが困難な為、現地で調達することになりました。
私は前回、煮リンゴをトッピングにしたスポンジケーキを持参し、喜ばれました。
今回は弁当が無いのでお菓子の用意をしなくてもいいかなと言ったところ、それは別と言われました。
昨日、今日と学校では期末試験の再テストがあり、私は及第点を取っていたので、休日になりました。
学校で習ったリッチな生地のツォップフを使い、アーモンドクリームと干しブドウを巻き込んだ、パン・オ・レザンを作りました。
ただ量を誤ったようで、見た目より非常に大きい。
パン屋で売っている二倍以上。
これを全部入れて運ぶには段ボールになってしまう。
ただでさえ車内が狭いと言っているのに、ちょっと思案が必要。
潰れては本来の味ではないし。
場合によっては、今回はパスかな。
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今年もキノコ狩りシーズン到来。
9月20日、21日と福島県会津地方にキノコ狩りへ参りました。
ただ先週の大雨の影響で、川の橋が落ちたり、収穫前の田んぼが土砂に埋まったり、大変な傷痕を見ました。
被災された方には同情を禁じえません。
私達が入る山も途中道路が崩壊し、車を止め徒歩で目的地へ向かうなど、例年にないキノコ狩りになりました。
入山する前は、大雨でキノコの菌糸が流されているのではないかと心配していましたが、全く問題なくむしろ、キノコにとって恵の雨だったようで、大変多くのキノコが生えていました。
いきなり道路脇で、千本シメジの食べ頃のものを見つけ幸先良い出だしとなりました。
山の中は、紫シメジを初め、ウラベニホテイシメジ、クリフウセンタケ、その他毒キノコもどっさりで、大変楽しい景色が展開していました。
ただ娘も次男も出て行った我が家は、只今私と猫一匹の静かな暮らし。
キノコを大量に採っても食べ切れないので、キノコを探す意識も他のメンバーより希薄。
スーパーに買い物に行って、買う量ぐらい有れば、それで事足りる。
そこで出来るだけ、散策によるリフレッシュを心掛け、山の中を歩きまわった。
当然引き上げも早く、道路で皆を待つような状況が続いた。
最初に千本シメジを見つけた当たりを探すと、美味しいアイシメジが散発的に見られた。
好物なので探して行くと、なんとまた千本シメジを三株も同時に見つける。
まだ開いていないので、我が家の冷蔵庫でゆっくり成長させてから食べられる最高の状態。
千本シメジの幼菌は、地下の基の部分ごと掘り出すと、そこを栄養にして菌が成長し続けるので、大切に採取が必要。
そんなで千本シメジとアイシメジで満足した私は、採ったほかのキノコは全て他メンバーにあげました。
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「お爺ちゃんと言うな」、
「じぃーやもダメ」。
製菓二年コースは、この春に高校を卒業したばかりの子供達が殆ど。
クラス50人で八割が女の子。みんな未成年。
そんな中、来年還暦の私は突出して高齢。
クラスメートは、当初両親より年長の私との距離感をなかなか掴めなかった。
学校は楽しい。
嫌いな勉強が無い。
好きで勉強する製菓講習。
それを受けて週二日、朝から午後までケーキ作り実習がある。
食品栄養学は、大学時代取らなかったが、ここでは必修。
今となっては面白い。
魚介類の授業の時、先生が十数種類の海産物を黒板に列挙し、旬ごとに四季に分けて書くよう言われた。
指名された男女二人は、半分も正解を書けなかった。
希望を取るので、挙手して前に進み、書き出した。
シジミやウナギ、鮭など二つ以上の旬があるものもあった。
取り合えず、一般的な旬を書いた。
授業後、先生に以下のような話を早口で伝えた。
シジミ→寒シジミだが、土用シジミもある。四季美味が名前の由来。
ウナギは、養殖が夏で、天然は秋。夏は平賀源内のコマーシャルから。
秋鮭だが、時知らずもあるなど早口に伝えた。
そうすると先生から「前職は、そちらの業界でしたか?」と聞かれた。
食品衛生学は、ばい菌、微生物を中心に授業が展開する。
大学で微生物を専攻していた私は、復習のようなもの。
他の生徒に負ける訳にいかない。
ケーキは基本フランスのケーキだが、一部ドイツ・ウイーン菓子も入っている。
1978年ひと夏、当時の西ドイツで語学研修を受けた私には、これまた久しぶりのドイツ語。
クラスで他にドイツ語を勉強した生徒はいない。
というような感じで、楽しくやっています。
ご心配なく。
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今日は小雪が混じり、四月とは思えない寒さだった。
三月で次男が大学院を卒業し、我が家の子供達は全員社会人になった。
それと入れ替わるように、今度は私が学生になった。
私は二年間、製菓・製パンを学ぶために辻調グループの東京校に入学した。
我が家の娘より10歳も若い、高校卒業したての子供達に交じり、しっかり勉強して行くつもり。
出来たら、その後フランス校へも留学したいと思う。
「新入生、起立」の声が掛かり、保護者・新入生が一緒に座る席で、私が立ち上がると、隣の席の男の子が驚いて声を掛けてきた。
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