パスタとうどんは、かなり違うようだ。
この前、糖尿病の専門の先生の講演を聞いた。
内容は地中海料理をテーマに糖尿病の患者さんの食事のことだった。
地中海料理は、オリーブオイルを多用し、肉より魚介類から採るたんぱく質の割合が他ヨーロッパ地域より多い。
これが身体に良い。
また小麦もパンではなくパスタを食べることがおおい。
このパスタ、普通デュラムセモリナ小麦を使用している。
この小麦は硬質で、非常に硬い。
だから高圧を掛ける器械で製品化する。
手打ちなんて無理。
ただ塩分を含まず麺にすることが出来る。
その点ふつうのうどんは、小麦粉を固めるために大量の塩を使用する。
ちゃんと原料に書かれている。
だからパスタに塩が含まれないので、ゆでる水に塩を入れる。
うどんは塩が不要。
講師の先生の話で、パスタの良い点は、非常に硬質なでん粉なので、消化吸収が緩やか。
だから血糖値の上昇もゆっくり。
インスリン分泌もゆっくりだから、膵臓に負担が少ない。
その点うどんは反対に消化吸収が早く、膵臓にも負担がかかるそうだ。
同じ量のパスタ・うどんを食べたらパスタの方が腹もちが良いだろう。
もう一つ、パスタは硬質なので保存性に優れる。
一応日本では、賞味期限が書かれているが、本当は何年も保存が利く保存食。
その話を聞いて、つい安売りのパスタを大量に買った。
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