この前スーパータイヨウへ行った時、買ってきた河内(天草)晩柑。
安かった~。
一個78円。
ちょっと見、グレープフルーツ。
サイズ・色が同じで、形は幾分腰高だが、個体差と思えばまさにグレープフルーツに見える。
だが全然違う。
この手の国産晩柑は、文旦を親にした自然交配種がまだ主流。
人工交配の品種改良が行われていない。
その為、種子が入ることが多い。
今回の河内晩柑も、タップリ種子入り。
これでは食べづらく、グレープフルーツに勝てない。
でも知っています?
グレープフルーツも初期のダンカンと云う品種まではタネありだった。
それがマーシュシードレスという実生の突然変異で種無しになり、今のピンク・レッドの変異の元となった。
同様のタネあり→タネ無し→果肉赤の変異は、グレープフルーツ以外の柑橘でも変化のDNAを内在している。
だから今回の河内晩柑も、積極的に品種改良を加えれば何時かは種無しに出来るはず。
日本の晩柑類は、まだ発展途上にある。
清美・デコポン・せとかなど、ミカン・オレンジの血の入った柑橘の品種交配は順調に進んでいる。
それに対して文旦類を親にした、晩柑類はほとんど人工交配の優良品種がない。
温暖化の影響もあり、これから晩柑類も作りやすくなると思われる。
私が生きている間に、グレープフルーツに負けない国産晩柑の新品種を見てみたいなぁ。
河内晩柑、酸味少なく味は温和。
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