古い話で恐縮です。
一部記憶違いがあればお許し下さい。
1970年、大阪で万国博覧会が開催された。
当時は国内みかん産業保護から外国製オレンジ・グレープフルーツのような柑橘類の輸入規制が行われていた。
唯一見かける輸入物はレモンだけだった。
それもサンキスト・レモンだけです。
ですから私より年上の人は、サンキストと言えばレモンを思い出すでしょう。
サンキストは、米国・カルフォルニア州にある農協の名前。
当時日本に輸入されていたレモンを独占的に扱っていたようだ。
時間が経ちアメリカが柑橘類の輸出自由化を求めてきた。
勿論日本政府は反対しましたが、サンキストも反対しました。
あれ、変でしょ。
サンキストは、輸出自由化されれば、多くの柑橘類を輸出できるのに。
きっと完全自由化されれば、輸出業者間の厳しい競争にさらされ、利益が減るからと思います。
流石にサンキストは、そうは言えなかった。
今まで通り高品質のものを適正量輸出し、国内産業への影響を与えないようにする。
こんな感じのメッセージだったと思います。
その発言の中の高品質だけが今だに私の心に刻まれました。
今回近くのOKストアで買ったサンキストグレープフルーツ。
値段も安く100円もしない。
そして食べると美味しい。
今年数多くのグレープフルーツを食べた中でもトップクラス。
糖度を計ると11.1%もある。
今まで同じOKストアで売っていたフロリダ産だと9%。
サンキスト、相変わらず信頼にたるブランドだ。
お奨めページ トップページ
外来数630人
閲覧頁数1,686ページ