今日はディープにワインの話。
最近高級ワインを飲んでいなかった。
昨日の土曜日は、特に用事も無く家でゆっくりしたのでちょっと高めのワインを飲んだ。
インターネットで調べると8,500円した。
レストランで飲めば軽く2倍以上はする。
勿論私はそんなに高くは買っていないが。
1855年にパリで万国博覧会が行われた。
外国から来た人にお土産でワインを売ろうとした。
でも外国から来た人は、どんなワインを幾らで買っていいか分からない。
そこで政府が公式にお墨付き、番付を作ることにした。
それが今も生きる格付けになった。
格付けをされたのはフランス西南部・海に面したボルドーワイン。
四つの一級赤ワインが選ばれた。
その筆頭が、シャトー・ラフィット。
数万円はする。
流石に高いので飲めない。
今日のシャトー・デュアール・ミロンは、同じロスチャイルド家が有するもう一つの格付けシャトー。
どうしても日陰者扱いされがちだが、特にこの2000年は世紀の当たり年なんて評され年。
デュアール・ミロンの最高傑作の一つとまで言われている。
(ブドウは年により出来・不出来があり、ワインの品質に影響する)
ですからこのワインは、お買い得と言うことになる。
ちなみに1ダースで購入し、今回最初の一本目を飲む。
と言うのも、通常私は
10年以上寝かせてからワインを飲む。
ただ今回のワインは、液量が通常量に達していなかった。
もしかしたらダメージを受けているかもしれない。
中身の品質確認の意味もあり、少し早いが飲んでみた。
まだ濃厚な赤紫で濁り無く綺麗。
香は、ブラックベリー、カシス等の果実のもの。
チョコレート様のこもった香もする。
意外とアルコールの刺激臭はしない。
濃いのにタンニンの渋みが非常に少ない。
タンニンの多いカベネル葡萄を主体に造っているはずだが、絞汁のプレスを軽くしてるのだろう。
原価がかかっている。こんなところが貴族的だなぁ。
まだ全然枯れたところが無い。
滑らか・トロリ、中庸。
もう少し熟成感が出てきた方が私は好きだが、飲み頃には突入している。
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