私がグレープフルーツを生まれて初めて食べたのは1970年だった。
当時はまだ国内農業保護のために、柑橘類等の果実の輸入自由化以前だった。
当然、国内でグレープフルーツを買うことが出来なかった。
その頃国内で一般的に販売されてる柑橘は、みかん・夏みかん・八朔・伊予柑・ネーブルぐらいだったろう。
その年、大阪では万国博覧会(万博)が行われた。
三波春夫が「こんにちは、こんにちは、世界の国から・・・」と覚え易いリズムで歌っていた。
例外的にその万博のアメリカ館で、アメリカ産グレープフルーツ・オレンジが販売されたらしい。
中学二年生だった私は、柑橘を含め果物一般が大好きだった。
万博土産のグレープフルーツを誰から貰ったか覚えていないが、大きな期待と喜びを持って有り難くいただいた事を良く覚えている。
夏みかんよりやや大きい、黄色の生まれて初めて見たグレープフルーツ。
いきなり食べるのは勿体無いので何日か眺め、味を想像して楽しんだ。
アメリカから輸入された果物なので、最高に甘く美味しい巨大なオレンジのようなものだと勝手に思った。
いざ食べてみると余り甘くない。
その上、少し苦いと思った。
大きな期待は、無残に砕けた。
その想い出のグレープフルーツの糖度を計ってみましょう。
ほらね11%
タンカンは
13.4%もあった。
果物は1%違うと、はっきり甘さが違う。
グレープフルーツはオレンジと文旦の自然交雑です。
どうでいもいいがタネナシになる三倍体の種子(ゴマ様)が多かった。
1個130円
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