同期の木村君とミモザでお食事。
木村君は甲府在住ながら現在東京の東部、新小岩に単身赴任中。
たまに千葉の事務所に来るので話をすると、ついワインの話題になった。
流石に山梨在住でワインは色々飲んでいるので、それなりに鑑識眼があると思えた。
ミモザに1984年のシャトー・コス・デストゥールネルを預けっぱなしになっていたので、一緒に飲もうとなった。
予約を入れるとミモザも開業8周年記念中の特別メニューで、非常に好都合だった。
まずはグラス売りのスパークリングワインで乾杯した。
前菜盛り合わせは、別料金だったので一皿を追加しシェアして貰った。
特に豚・イノシシを合わせたパテドカンパーニュが色も鮮やか、柔らかさもあり感動した。
それにしても8周年記念だけあって料理が豪勢。
フォアグラは、ガチョウの大きなものを横輪切り。
美味しいリゾットは松茸入り。
ひぇ~。
ワインは30年とは思えない健全さ。
全く衰えがなく、酸化臭もしない。
勿論事前に到着時刻を伝えてあったので、時間を見計らって抜栓をしてあり、古いワインの開けたてにある還元状態から回復している。
渋さは抜け、残されたボルドーワインのエッセンスのような高貴な味わい。
ソムリエ資格を持つシェフに声を掛け、グラスを持って来させ味見をさせる。
その美味しさ、現在の価値、極めて稀な30年の熟成ワイン。
もろもろに感動した様子で、今日はもう仕事をしたくないなんて、とんでもないことを言う。
まだコース始まったばかりでしょ。
メインは和牛のほほ肉の赤ワイン煮込み。
崩れるほどの柔らかさとジャガイモペーストのマッチング。
人参をオレンジジュースで煮てあり、新たな挑戦。
デザートの紅茶のプリンも非常に美味しかった。
木村君も非常に満足し、声を掛けた私も面子が保てた。
その木村君、実は今日の為に引っ越しを遅らせていた。
今度は東京の西側、荻窪に居を移す。
当然、勝田台(京成線)まではもう来られないねと私が言うと、「東西線を使うと乗換なしで東葉勝田台」とこちらの虚を突く返答。
またワインを用意しなくてはいけない。
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