冬場はワインが多かったが、温かくなってからは安い赤ワインか日本酒が多く、年代物のワインは一月ぶりかな。
このワインは1994年だから20年もの。
一般的に言えば極めて古いワインだが、我が家は80年代のボルドーがまだ大分あるので、特別驚く程古いとは思わない。
コルクを抜いても保存状態が良いのでまだ全然古びていない。
まだ10年位は楽勝で保存が可能な様子。
店頭で今この年代のワインを買ってはこんなことは無いだろう。
やはりダース買いし、自分で保存するに限る。
それにしてもこの1994年は、私が仙台から千葉へ引こして来た年。
20年もあれば色々なことがあった。
多くの身近な人と永遠の別れをし、子供達も大人になった。
私は気持ちの若さは変わらないような気もするが、肉体的な衰えは認めざるを得ない。
この先20年と考えると父や祖父の年齢を越えるので、自分の存在は心もとない。
つい日々思い残すことの無い様、楽しく過そうと思う。
てな感じで長い前ふりでしたが。
私にしては珍しくボルドーでもサンテミリオン地区のワイン。
少しオレンジ色が入り、色からも熟成がはっきり見られる。
香は、開けたては土臭かったが、古ワインを開栓時によくあること。
暫くすると消えた。
味はメルロー種が主体なので渋みが少なく、大人しい。
それでもまだ長期保存と熟成が可能な感じで力強さがある。
ちょうど飲み頃に入った感じだが、あと10年位続く寿命というところか。
まあ私の寿命もそれぐらいなら大丈夫かも。
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