今日は、午後から大荒れの天気予報。
出かける気にもならないので、このところ大分上手になったキッシュを作る事にした。
フランス語ではキッシュだが、要はオープンパイですね。
甘くない惣菜系と、甘いデザート系と両方が作れるので、キッシュを自分の得意料理にすると大分レパートリーが広がる。
今まで失敗を繰り返していた。
原因を考察すると、最大の理由は生地を作る時にバターが溶けてしまう事と判った。
一旦溶けたバターは、元には戻らないので、硬い乾パンのようなパイ皿になってしまう。
本来ちゃんと出来たパイ皿は、サクッとクッキーのようなパイ特有の歯切れの良さがある。
この食感を出すには、バターを溶かさずに小麦粉と混ぜ、生地まで仕上げること。
原因さえ判れば、あとはその対策を講ずればいいので話は早い。
バターが溶け出すのは、温度が上がるためだ。
低温・短時間の作業が肝心。
そこで思いついた。
冷凍庫を最大限に使おう。
我が家は、専用冷凍庫がある。
家庭用の冷蔵庫に付いている冷凍室は普通マイナス6度、よくてマイナス10度。
それが専用冷凍庫なのでマイナス18度以上に冷却している。
バターと小麦粉を混ぜるフードプロセッサーをこの冷凍庫でキンキンに冷やす。
バター・小麦粉も冷蔵庫で冷やした状態で、プロセッサーに掛ける。
固体どうし、サラサラに混じる。
次に卵・水を加える訳だが、ステンレスボールでは冷たさを長時間保持出来ないので、ガラスボールをこれまた冷凍庫で冷やしておく。
その冷たいガラスボールを使うとバターは溶けず、綺麗に生地に丸めることが出来た。
何事もそうだが、繰り返す失敗は、ほとんど何時も同じ理由。
それさえ気付けば、あとはその対応を考えればいいので、峠は越える。
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