三連休に三本の貴腐ワインを飲む予定。
二日目は、ハンガリーの貴腐ワイン:トカイワインにした。
実はこのワイン一本しかない。
ワインマニアなのに変でしょ。
ハンガリーの甘口以外の白ワインは、めったにお目にかからない。
極めてレア。
たまたま1999年当時、下ラベルのトカイの辛口白ワインを見つけ飲んだ。
買った値段は一本780円。
安いのに、非常に口にあった。
酸味がやや強いが、青臭いわけではなく、サッパリした清々しさ。
あんまり口に合うので、一ダース位飲み続けた。
品種はフルミント。
調べると貴腐ワインを作る品種で、貯蔵もきく高貴品種。
ただ皮が薄いので病気になり易く、あまり作られていないようだ。
思わずこれも貯蔵用に一ダース購入した。
そうなるとマニアとしては、辛口の味が判ったので、同じ品種から作った貴腐ワインの味もみようと購入したしだい。
ただ買ったと同時に興味が失せ、そのまま十年以上寝かせてしまった。
今回の節電の話がなかったら、きっと死ぬまで飲まなかったかもしれない。
色濃く既に鼈甲色。
甘さは、ソーテルヌほどではない。
少し困ったことに、若干だが(イメージとして5%程度)酸化した感じ。
それもハッキリした理由を言えないが、瓶詰めされる前段階で酸化していのではないかと思うふしがある。
少しビリっとした刺激的な酸味を感じつつ、飲み切った。
もし複数買ってあれば一本だけの不良か、製造過程の問題か幾らかヒントになったのに。
残念。
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