忘れていたやかん型コーヒー焙煎器を完成させた。
今までは市販の手網を改良してコーヒー焙煎に使っていた。
大きな問題はなかったが、プロが使うドラム式焙煎器に比べ、コーヒー豆を蒸らす工程がないと気が付いた。
少し例えが違うと思うが、鰻のかば焼きの関東の蒸しが入るものと関西の直火焼きの違いを感じた。
そこでコーヒー豆を焼いた時に出る水分を保持するような物はないかと考え、やかんを改良する方法を思いついた。
自分が最初の発案者と思っていたら、一部マニアの間でそんな方法があると知らせてくれる人がいた。
なんとなく二番煎じは嫌だなと思っているうちに、時間が経って完成を忘れていた。
やかんの底は、缶切で切り取った。
底に貼る網は、近所の網屋さんに特別注文して作ってもらった。(800円)

網を張る為にやんか側面に穴を開ける。
これがステンレスで固い。
家庭用のハンドドリルではかなり大変で、私は一本ドリルを折ってしまった。
そこで親友のJIN君に家業の工場で開けてもらった。
その穴を通して網を針金で止めた。
元からあった取っ手は取り除き、木の取っ手は内側から蝶型のネジで止め付けた。
元あった取っ手跡に、上から吊るすチェーンを通す輪を付けた。
完成品を使いコーヒー豆を焙煎した。
一回に200gは楽勝だった。
熱が逃げず、今までで一番早く焼き上がった。
3~4割は早い。
ただ豆の焼け具合を目で見て判断出来ないので、音だけが焙煎状態を知る手がかり。
ある程度コーヒー豆の焙煎経験がないと、難しいかもしれない。
ただ私は満足しました。

コーヒー焙煎方法
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