この1998年と云う年は、赤ワインブームに沸いて凄かった。
普段ワインを飲まない人まで、健康に良いと言って赤ワインを買っていた。
お陰でこちらも煽られ、つい多く飲んだ。
手元にあるワインファイルを見ると、この年は大晦日に191本目を飲んでいる。
ブルーノ・ジャコザのバルベーラ1996年。(写真上でクリック)
あの頃は確かにワインショップに活気があった。
赤ワインコーナーは広く、色々なワインが並んでいた。
安くて美味いワインを見つけ、喜んで次に買いに行くと既に売り切れなんて何回もあった。
その分どんどんワインが回転し、色々試せた。
兎に角ワインバブルのような頃だった。
ボルドーも酷かった。
名前が通ったワインなんか高くて、とても手が出せなかった。
今見るとスペインワイン、チリワインなんかよく飲んでいた。
懐かしい。
今日のプピーユは、ボルドーながらメドックではなくコート・ド・カスティヨンの産。
メドックより安いので数年後1ダース買って寝かせた。
私の好きなカベルネでなくメルロー100%。
ワインとして熟成に値するかあまり自信はない。
色はまだしっかり濃い赤紫。
オレンジ色はまだあまり帯びない。
香りは青草、濃縮イチゴ、ブラックベリー。
渋味結構強い。
メルロー独特のビロードのような滑らかさはない。
角ばった粗暴さ。
あまり進まない。
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