25年を超えるドイツワインは如何か?
この前宮城から持参したワインの一本。
このところ毎土曜日が潰れ、なかなかゆっくりした気分になれず、ワインを飲んでいなかった。
これからも暫く土曜日が潰れそうなので金曜日の夜に飲んだ。
赤ワインは20年を超える物も結構飲んでいるが、白はあまりない。
それもブルゴーニュの辛口。
今回のように繊細なモーゼルワインは思い出せない。
開ける前から心配がよぎる。
案の定、コルクは可也柔らかでスクリュー式は諦め、二股タイプで開けた。
抜いたコルクの内側の匂いを嗅ぐ限り、傷んではいない。
グラスに注ぐとやはり可也着色は濃い。
ただし傷んだ茶色になっていないので安心した。
味わいの中にかすかに酸化した感じがする。
まあ熟成の範囲と言えば言える。
酸はキリリとあり、なかなか良い。
流石リースリングの本領発揮。
アウスレーゼ規格だが、甘さは殆ど消えかかっている。
感じとしてはキャビネットクラス。
かえって飲み易い。
このワインも古いので、開けたてより暫く経った方がワインの歪みが矯正され美味しかった。
開けたてはピークを過ぎたと思っていたが、残りを翌日飲むと全くそんな事は無く、むしろ飲み頃。
リースリングの長寿が証明された感じ。
やはり私はコクのシャルドネより、爽やかな酸味のリースリングの方がずーと好きだな~。
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