これは珍しい葡萄だ。
キノコ狩りでよった福島・天栄村の農産物直売所で売っていた。
一房350円。
親のネヘレスコールは、旧約(?)聖書に出てくる巨大な房の葡萄。
二人の男が房に棒を通して担いで運んでいる絵を見たことがある。
1m位になるらしい。
2,000年以上の古い品種なので地中海気候で育ち、日本の高温多雨では栽培は困難。
その外見の見事さから日本でも栽培出来るように改良されたものが今回の葡萄レッド・ネヘレスコールだ。
もう一方の親は、日本生まれの赤いマスカット・甲斐路。
日本生まれながら純系のヨーロッパ品種。
巨峰とは違う。
今回のレッドネヘレスコールの粒はまばら。
特に中段より下はスカスカ。
そして粒の大きさもまちまちで、現代の葡萄としてはかなり小粒。
デラウエアと変わらない物まで混じる。
ただ味は可也良い。
糖度が24度を越えている。
重さの1/4が砂糖。
葡萄と言えども、これほど甘い生食用はそれほど多く無い。
小粒な処が糖度濃縮の原因かも知れない。
マスカット香はしない。
肉質は崩壊性で甲斐路の子供ロザリオ・ビアンコに似ている。
通常見かけることはないと思いますが、あれば試して下さい。
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天栄村直売所 季の里天栄
0248-81-1455
出荷者 佐川果樹園