昨日は東京へ行った。
天気もちょうど良く、ぶらぶらするにはうってつけ。
ただ家を出るのが少し遅くなり、ミシュランの星付きのうなぎ屋で昼を食べるタイミングは逸した。
色々行ったが、まず今日はコーヒーの話。
ご存知のように私は自宅でコーヒー焙煎をしている。
コーヒーは香りが命。
焙煎から時間が経つに従い、香りはどんどん飛び、本来の美味しさを失う。
そこで我が家では二週間に一回の割合で焙煎をし美味しいうちに飲みきっている。
ところでコーヒー豆だが、通常流通してる物の他にプレミアムと言うか、ブランドと云うか、生産畑・生産者等のトレイサビリティーのしっかり分かるスペシャルコーヒーといわれる豆が存在する。
ただこのスペシャルコーヒーは、まだ新しい流れで全流通量の5%程度と云われまだ広く流通してる訳でない。
そのスペシャルコーヒーの日本の開拓者が堀口氏。
国際的なコーヒー審査員の要職にもあり、一般人やこれからプロを目指す人への講習もしている。
その店が小田急線・千歳船橋にある。
前々から是非、その美味しいコーヒーを飲んでみたかった。
駅から5分程度のその店は、プロを目指す若い店員が多く、活気があった。
メニューには、いわゆる地名(ブラジル・コロンビア)を冠したコーヒーはなく、焼き加減の違う(ライト・ミディアム・フル)3つのカテゴリーに各2のブレンドがあった。
私はミディアムローストの一つを選んだ。
コーヒーは、一杯ずつ円錐ペーパーフィルター・銅のポットでドリップされる。
この道具は、我が家と全く同じ。
折角なのでケーキも頼んだ。
オーナーの堀口氏は、多数の著書のある人。
そのコーヒーなので凄く期待できる。
店員が多いせいか、コーヒーもあまり待たずに来た。
かれこれ数ヶ月、飲みたいと思ってたもの。
結構私としてはワインのティスティングをするよに心静かに味わった。
香りは店全体に行き渡っているのであまり感じない。
ただコーヒーは非常に雑味が無く、スーと入っていく。
酸の切れはあまりなく、穏やかな均整の取れた感じ。
確かに外で飲む普通の店より大分美味しい。
ただかつて銀座・ランブルで衝撃を受けたカフェ・ノワールや現存するパリ最古のカフェ・ブロコフで飲んだエスプレッソのような生涯忘れらない味ではなかった。
あえて言えば、我が家で飲んでいるコーヒー程度に美味しい。
珈琲工房HORIGUCHI
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