いつも言っているように私は古いワインが好きです。
10年ぐらいは寝かせた方が好きです。
赤・白もちろんですが、シャンパンとて例外ではありません。
1996年物のシャンパンを日曜日に飲んだので、その時の話。
日曜日に、神奈川に住むグルメ野郎で大食漢のK氏が遊びに来ました。
彼は昨年の12月末頃のブログにも登場しますが、食に対する知識は、私ほどはありませんが、感性はめっぽう鋭い。
いつも鼻を開かそうと色々食事・酒を用意はしますが、毎回的確な評論で恐れ入る。
何でそんなことが分かるのかと何時も思います。
例えば私の作るインドカレー。
時によってメインのスパイスの賞味期限が切れそうになっていたりする。
そんな時、「前とブワーアと来る香りが違う」などとほざく。
今回のシュウマイも、「他で食べるものと舌触りが違う」と言う。
「ひき肉ではなないでしょ、肉を包丁で叩いたの?」と聞く。
私のブログを見て入れば、フードプロセッサーと分かるが、彼は『飲食万歳』を見ない。
まして今回は、大分長くフードプロセッサーを回し、かなり均等に粒子が微細になっている。
そんな味の違いが分かるK氏にワインのリクエストを聞く。
そうするとシャンパンが良いとくる。
それなら折角だから、古い1996年物の特級(GRAND CRU・下から2行目)を出す。
このK氏、ワインの薀蓄・能書きを色々説明しても、相槌は打つがあまり分かった風ではない。
今回も1996年が古いシャンパンだと云うことは素直に分かったみたいだが、それ以外はあまり・・・。
一様、BLANC DE BLANC(一番下の行)は、白葡萄(シャルドネ)から作られた白と説明する。
ところがいざ、飲むと鋭い。
抜栓したての、やや酸化を帯びたような味わいが、段々変化して、力強い熟成感がしっかり分かるようになると、やたら美味しいを連発する。
彼がよく飲む黄色いラベルのシャンパン(分かりますよね)より、大分美味しいという。
当たり前だが、あれはスタンダードシャンパンだし、こんなに寝かせてもいない。
だからK氏には、高いものも飲ませ甲斐がある。
ところで私は、ビール・清涼飲料の炭酸系には弱い。
しかしどう言う訳か、上級のシャンパンだけは飲める。
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