昨日は失礼しました。
お口直しに、美味しい寿司の話を。
寿司好きですか。
私にとって昼食に寿司は、少し難しい。
1,000円程度では、食べたくもない海苔巻きや美味しくもないエビなど、本来お金を出したくないネタまで食べさせられる。
回転すしで、好きなものだけと言っても、あのレールの上を動く食品を捕まえて食べるのは、どうも食事としての情緒に欠ける。
遠いですが、寿司in銚子の話。
銚子は、本州の最東端。
日本一の大河・利根川が作った土地。
その太平洋に突き出た地形から、暖流・還流が沖でぶつかり、利根川からの真水の影響もあるのか、魚の種類は日本一。
当然魚をよく食べる土地柄で、寿司屋も大変多い。
多いところでは、道路に面して向い合せで四軒、ちょっと角を曲がればもっとみたいな密集度。
それでもお店が潰れないほど、地元の人は寿司をよく食べている。
勿論それぞれの店が、努力をして新鮮なネタ・高い技術の寿司で切磋琢磨している。
それでは、何処の寿司がおすすめか?
地元の人は、それぞれご贔屓があるでしょうが、部外者の私は超穴場を紹介します。
なんと寿司屋でない店の寿司です。
今日紹介する『礁・いくり』は、どちらかと云うと、地元の人より観光客の方が多い感じの魚料理のお店です。
メニューを見ても、おすすめは定食で、一番品数が多いのは揚げ物です。
当然ここら辺を注文するのが常識人の行動でしよう。
でも初めての店ではメニューを精査しなくてはなりません。
メニューの左ページの上段右に『寿しとうどん』と、さりげなくあります。
ここでピーンと来なくてはいけません。
何で寿司屋でないのに寿司があるのと、へそ曲りの発想が出来れば、たまにホームランを打つことができます。(多くは三振ですが)
私は初めてこのお店に来たとき、この寿司とうどんのセットを頼みました。
ただしうどんは外れ。
麺の質は悪くはないが銚子で食べる必然性のないものでした。
それに対して、寿司(1,050円)はホームラン。
寿司屋で1,000円程度のものを頼むと、冷凍マグロに、海苔巻きや産地不明のエビ・イカなどが入ります。
それに対して、ここの寿司は全く魚道の王道を行く天然白身魚。
(申し訳に一品だけはマグロ入ります)
もちろん全て生もの。
一切冷凍品を使用していません。
土地柄、なかなか他では生が食べられない右端の
金目鯛まであります。
握りの大きさも、地方都市なので結構大きいサイズ。
椀・汁も別注文と本当に潔い。
男性なら、お茶でこの寿司を食べ、少し腹に余裕があると思うので、以前UPした『
島彦』のもりそばを食べれば、銚子に行った意義を十分味わえるでしょう。
礁・いくり
銚子市港町1635-1
0479-24-8211
定休・火
地図
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