西洋料理と和食、色々違いはあるが、決定的違いは、内臓を食べるかどうかの違いだな。
和食で内臓を積極的に食べるのは、鮟鱇の肝ぐらいか?
フォアグラとリー・ド・ヴォー。
私の好きなフランス料理の食材。
両方とも内臓です。
残念ながらフランス製フォアグラは鳥インフルエンザの影響を受けて、生の物が輸入されないと云う悲しい状況。
この前ハンガリー製のフォアグラを食べたけれど、今一歩美味しくなかった。
でも何時の日か、フランス国内での鳥インフルエンザが終息すれば再度輸入される可能性があるから救われる。
もっと由々しきことはリー・ド・ヴォー。
これは子牛の胸腺。
人間や他の哺乳類も子供の時には有している免疫細胞を作る臓器。
ただし成長と共に退縮して行き、成人するとなくなるはず。
このリー・ド・ヴォー、ソティーしたものは表面がカリカリして、中身の軟らかな口当たり、癖のないリッチな味わいが大変美味しい。
なのにこのリー・ド・ヴォーがBSEの可能性部位と云う事で、国内産、外国産ともに食べられなくなり残念と思っていた。
アメリカ産の牛肉は、BSE疑惑があるのに輸入再開されそうだが、リー・ド・ヴォーは、きっとならないだろう。
無念だ。
そんな不満をあるフレンチのシェフに言うと、羊の物なら有ると答えてくれる。
リ・ダニョーと云う。
初めて聞く。
嬉しい。
さっそく食べることにする。(ニュージーランド産)
調理前の物を見せてもらう。
大きさは違うが、色・雰囲気はリー・ド・ヴォーに似ている。
食べてみる。
確かに同様の食感。
コクもあり美味い。
何で今まで知らない食材だったのだろう。
美味しい。
また食べよう。
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