昨日の続きです。
兵庫県姫路市の八重垣です。
30年前の味と比較するために、蔵元から直接インターネットで取り寄せました。
HPを見ると、純米酒でも二種類ありました。
・特別純米 白乃 無 1800ml 2,625円
・ 純米 黄乃 無 1800ml 2,100円
両方を頼みました。
届いたものを見ると、瓶詰直後だったので、自宅で一ヶ月瓶熟させてから飲みました。
普通は、1800mlを飲み切って初めて評価としています。
(特別な大吟醸などは除く)
今回は、昔との比較なので『白乃 無』が本命で、『黄乃 無』は付録的な意味で500ml(840円)にしました。HPから
黄乃 無
五百万石とアケボノで醸した純米種です。やわらかな味わいは、米と水、伝統と技の調和から生まれます。「調和の黄」
(純米酒が種となっているのは、HPをコピーしたからです)
私の感想
少し酸味がある
どっしりしていない
崇高な感じや芸術的な感じでもないが、ほっとする日常的な安らぎを感じる
酸味を中心に味がバランスしていて極めてナチュラルに飲みやすい
奥行きが少ない
精白65%だが十分にクリーン
HPから
特別純米 白乃 無
山田錦とアケボノで醸した特別純米酒です。広がりある味わいと酸がもたらすキレこそが八重垣の原点です。「原点の白」
私の感想
クリーンな酸味
甘くもないが、重厚さもない
確かに『無』かもしれない
角ばっている
これ以上なかなか文字にならない。
一生懸命に、特徴を書き留めようとしますが、文字になりません。
捉えどころが無く、表現が難しい。
昔飲んだ時の酸が、あまり感じられない。
私が普段選ぶお酒と大差ない。
どんどん飲み進んでいくが、感想は変わらずどうしてもHPにあった「酸がもたらすキレこそが八重垣の原点」の「原点の酸」も見つからない。
既に1800mlの95%飲み切っている。
先輩ブロガー【魅惑ちゃん】のことも頭によぎるし、如何した事か思案にくれていた。
そして「原点の酸」と唱えていると、ふと原点で閃いた。
私はいつも、冷蔵庫から出したお酒を、そのまま茶碗に注いで飲んでいます。
でも日本酒の飲み方の原点て『燗』ではと勘が働く。(ここ駄洒落、わかってね)
昨年1回もしなかった燗を試す。
パイレックスのメジャーカッフにお酒を移し、蓋をする。
それをやや大きなボールに入れて,そのボールに沸騰しているお湯を注ぎ、暫らく待つ。
ぬる燗ぐらいの温度で、小さなお猪口で飲む。(猪口もお湯で温める)
飲んでビックリマークが三個ぐらい。
雑味が全く無い。
純白の塔の様な酸味がスーと立ち上がっている。
燗酒にある甘さ・べた付いた感じが全くしない。
冷では隠れていた、極めてさっぱりした綺麗な酸が、温めると姿を現しました。
本当に「原点の酸」でした。
もっと寒き季節に、燗で飲むべきお酒でした。
ヤエガキ酒造株式会社
〒679-4298
兵庫県姫路市林田町六九谷681
Tel:0792-68-8080
Fax:0792-68-8088
http://www.yaegaki.co.jp/sake/
(文字数1,219ぐらい)
そう云えばフィギャースケートしりもちで減点3。
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