今日も発見をした。
砥石で包丁を研いでいると、元は真平だったものが、真ん中がすり減り湾曲する。
当然、真平な方が包丁をちゃんと上手に研げるが、その砥石のメンテナンスまできっちりしている人を私を含め見たことが無い。
多分、包丁研ぎのプロや鉋を使う大工さんぐらいだろう。
私も以前、二つの砥石を擦り合わせたが、両方ともフラット面でないので、今一しっくりこなかった。
勿論、専用の砥石のメンテナンス道具も売られているが、あれは砥石の表面をヤスリで削り取るようで、気持ちがそぐわないし、他に使い道がなく滅多に使わない割に値段が高い。
今日も、料理教室へ行くので何時ものように包丁を研いで準備をしていた。
ふとこの前テレビで見た萩ガラスのことを思い出した。
今日の主旨ではないので詳しくは書かないが、萩ガラスは石英質玄武岩を原料にした、硬質ガラスで非常に硬い。
おそらく日本で一番に。
普段私が包丁を研ぐときに使う砥石の下に敷く重石も、同じ火山岩の御影石(花崗岩)を使用している。
花崗岩も硬い石英を含むので、砥石のメンテナンスに使用出来るのではないかと思いついた。(これが私の発見)
私の使用している御影石は建築材で、表面は磨き上げツルツル、裏面はコンクリートで固定するのでざらざら。
これなら荒とぎ、仕上げと両面使用できるだろうと思った。
実際使用してみると大正解。
ざらざら面で大雑把に磨き、それからツルツル面で仕上げた。
砥石の表面も買って来たように非常にフラット、ツルツルになった。
金属の板を当てても真平で隙間が出来ない。
証拠に重い御影石が、砥石に吸い付き、引き上げられた。
こんな砥石のメンテナンスにも使える御影石の値段がたったの630円。
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