洋梨と云えばラ・フランスが代名詞。
おそらく地元以外の人は、他には古くからあるパートレットか新潟県から売出し中のル・ルクチェなど数種類の洋梨しか食べる事はないだろう。
でも本場には、その他多くの洋梨が栽培されている。
去年キノコ狩りで米沢へ行った時も、ラ・フランス直後の優良品種ウインター・ネリスを見かけたし、以前巨大なマルゲリットマリアやシルバーベルを買った事もある。
ただ今まで一番美味しいと思った洋梨は、長野のコミスだったな。
とろける果肉、ヨーグルトのような甘酸っぱい香り。
糖度も高く本当に美味しいと思った。
それくらい多くの品種を食べたつもりでいたが、エルドラドは初めて見かけた。
第一春先に洋梨を食べたいとも思わず、今まで意識したこともなかった。
今回将棋の駒で有名な天童市の農産物直売所を覗くと、見た事のない洋梨を売っていた。
形は典型的な下膨れで間違えの無い洋梨。
表面の色具合も食べ頃のように見たので、一つ味見に買ってみた。
皮を剥いていくと、熟しきったラ・フランスのようなネットリとした柔らかさはない。
それよりは少し芋っぽいようなほっくりした感じがする。
まだ追熟が足りないのかも知れない。
香りはセメダインのような少し鋭角的なもの。
食べて甘さは、特別強くは感じないが、取りあえず測ってみる。
そうすると12.7%ある。
やはり特別甘くはないが、それほど悪い感じでもない。
何か中途半端。
今回は一個だけ食べたので、本当の味の評価にはならない。
たまたまの事も多い。
また山形へ行って見かけたら、二三回試してみたい。
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