二週間前わざわざ鰻の本場、静岡県浜松まで行って、最低の店に入ってしまった。
今度こそは、ちゃんとした店に行こうと事前調査をして出発。
調査とは言っても、静岡新聞社が発行しているガイド本を見ただけだが、それでも結果はOK。
入店は11時45分。
客は、予約五人が奥の座敷にいただけ。
創業70年、作家司馬遼太郎も訪れたと言う有名店。
店内には多くの色紙が飾られている。
メニューは、デスクマットの下に敷かれ雰囲気がない。
それにしても日本人は、慣れているので質問しないが、冷静に考えれば不思議だ。
フランス料理の店へ行くと、普通メニューの説明があり、それを聞いて客はどれにするか選ぶ。
すし屋や鰻屋で、店側はメニュー、例えば松竹梅(特上、上、並)を説明しないし、客も聞かない。
それは客が、たぶん内容ではなく、値段で料理を決めているのだろう。
今回も座ると同時に、「決まっていればご注文をどうぞ」ときた。
確かに私の次に来た中年のおっさんは、即座に注文をしていた。
それは初めての客には出来ない事だ。
お店のお勧めは上(2,620円)のようだったので、それを頼んだ。
先客の五人は、予約だったので早々に料理が出た。
そうすると私が次の客。
それでも注文から30分以上掛ったので、裂きから始めたようだ。
極めてまっとう。
新聞・スポーツ紙、雑誌等があり待ち易い。
うなぎは一匹半。
脂の香りよく、とろけるような蒸し。
タレは、気持ち甘めだが、しつこくない。
私の良い店の基準、うなぎの味をマスクするような濃過ぎるタレを使わないに合致。
ご飯も、舌を火傷する程熱く、申し分無い。
肝焼き二本で630円は、ちっと手が出なかった。
冨久家
静岡県沼津市市場町13-4
055-931-1286
11:30~14:00(LO)、 17:00~20:00
定休日 月曜日
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