木曜日の夜に何気なく果樹研究所のHPを見に行く。
そうすると土曜日に静岡の柑橘研究所の一般開放があると告知されている。
静岡は、私の住む千葉からだと遠いが、以前から見学したいと思っていた施設なので、是非行かなくては。
この研究チームのチーム長は吉岡さん。
昨年の東京のセミナーで名刺交換をしたのでアドレスが判る。
とりあえず訪問のメールを打った。
一般開放は、9時から。
是非、開門と同時に訪れたい。
車を飛ばして自宅から3時間。
気が急いたので、8時前には着いてしまった。
静岡は、千葉より温かいと予想したが、はやり冬、それなりに寒かった。
また興津は都会と違い、駅前に時間を潰す店が無く、難渋した。
駅前には、案内看板が出され、ものの5分で施設に誘導される。
門にはガードマンとスタッフが、見学者を出迎える。
施設入口が、受付けになっており、案内図などを手渡された。
皆親切で受け入れ側の、ハレの日の高揚感が伝わる。
途中、スタッフの中に吉岡さんらしい人を見かけたが、以前は背広姿、今回はスタッフジャンパーを着ていて、ちっと感じが違う。
私は早く中を見たいので、後で挨拶することにした。
展示室は、学校文化祭的な出し物もあり、流石一般開放だと納得した。
勿論、学術的なパネル展示も多数あった。
一旦建物を出ると、ミカン・加工品の直売があった。
普段手に入らない珍しい物もあったので、売り切れる前にと、手荷物になるのもいとわず、多数購入する。
その後、裏山に沿ってミカン畑を見る。
あらゆる種類の柑橘が植えられている。
クレメンティーは、
ラスベガスで食べた。
マンダリンと呼ぶに相応しい赤。
数も成り、自宅にあったらどんなに嬉しいことか。
自分の目の高さより下に多数の文旦が成る庭があったら、どんなに楽しいか。
駿河湾を望む一山が研究施設の所有。
これだけの畑を管理し、品種交配・育成、病害虫の研究など日本の柑橘の最先端の仕事をしていると思うと感慨深いものがある。
一回りして吉岡さんを見かけたので話をする。
ここは山なので上り下りが大変、平地だったらもと効率が良かったと言われた。
やはり見学者と当事者では、意見が異なる。
吉岡さんの話では、新品種交配は、同じ組合せでタネは500粒以上、出来れば1,000粒は欲しい。
その中から選別して一本に絞るそうだ。
ただタネ無しミカンが一般二―ズだから、タネ無し品種を親に使いタネを採るので、相反する作業なので大変とも聞いた。
暫く話を聞き、大変有意義な時間を過ごせた。
こんなミカン知っていますか?
ベルガモット。
これで香り付けした紅茶が、アールグレーです。
名前の由来は、ベルさんがお替りしたから。
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