この前拾ったメス雉を食べた。
その感想。
まず最初に拾った経緯から。
福島県会津地方、朝八時頃キノコ狩りの山へ向かう。
途中道路にメスの雉が死んでいた。
特別出血もなく、大きく潰れたところも無い。
身体側面を車に衝突したような感じ。
その時点でまだ体温もあり、ほんのちょっと前に絶命した様子だった。
それから直ぐ後、キノコ狩りに山へ入る為に車を駐車した。
その時に血抜きをしようと首をはねたが、心臓が止まっているので血は出なかった。
また翼も落とし、羽もむしり取った。
はやり羽は舞うので屋外でむしるに限る。
この状態で自宅へ持ち帰った。
自宅で腹を開いた。
内臓破裂のようで、腹を開いたらドロッとして匂いもした。
肝臓を食べる事は諦めた。
砂肝を開くと、中に5~6mm程度の丸まった小石がぎっしり詰まっていた。
まるで小さな真珠のようだった。
胸肉は思いのほか厚く、しっかりしていた。
鳥の皮が美味しいのは知っていたが、羽の芽が取りづらく、胸肉の部分の皮を諦めた。
時間が経過すると簡単に取れたので、熟成させてから羽の芽を取れば良かったと思う。
両モモは上手く裁けた。
それから冷蔵庫で一週間熟成。
肉が赤黒く熟成した。
ぬめりも出て、匂いもきつい。
違うかもしれないが、血抜き出来なかった血管・組織の血が溶血したのではないかと思う。
これが家畜の肉との違いで、野性的な味、香りと言われているものかもしれない。
胸肉は、匂いを消すために味噌とマヨネーズを混ぜたものを乗せ焼いた。
焼き上がったものは、匂いも無くシッカリした肉質で、可也美味しいと思った。
一週間経過した時点でモモ肉も匂いがするし、ぬめりをある。
特に付け根の部分には血の塊のような感じもする。
それで水道水で洗い、塩・胡椒を強めに刷り込み、ビニール袋に入れ再度冷蔵庫で熟成させた。
それからまた一週間。
今朝、袋の中身を見ると少し匂いもすし、ぬめりもある。
しかし完全に腐った感じはない。
グリルでそのまま焼く。
生焼けは怖いので、しっかり焼き、胡椒をふりかけ弁当に入れた。
昼怖々噛んで見ると、しっかり固いが味はよい。
肉質はオスの軍鶏ほどではないが、胸肉より大分固い。
やや筋も気になるが、肉としては可也力強く本当に野生の動物を食べたと実感出来た。
肉の色は赤みが濃かった。
結論
また雉が落ちていたら、必ず拾う。
尚、メスの雉は禁猟だそうです。
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