天鷹酒造は、他の蔵が三倍醸しか作っていなかった時代から純米酒を手掛けていた良心の蔵。
銘柄は今も続く「心」。
ただ現在とは違い当時は吟醸酒ではなかった。
当時は純米酒をなかなか見かけなかったので、わざわざデパートまで買いに行った。
結構純米酒を飲むには手間がかかる時代だった。
今とは隔世の感がある。
当時飲んだラベルを見ると昭和51年。
三十年以上も昔。
私がちょうど二十歳の時だ。
今思うとませた大学生だった。
その後も何回か心を飲んだが、安定した酒質に感心した。
機会があれば何時かは蔵へ行ってみたいと思っていた。
蔵の住所をネット調べ取ると何時もキノコ狩りへ行く道からほんの少し逸れただけ。
春の山菜狩りの時、営業時間中に通りかかったので、寄り道をしてもらった。
蔵は田んぼの広がる田園の中にあり、遠くからでも目立つ高い煙突が印象的。
見学者用の売店には、心以外にも何種類かの純米酒があり興味深い。
また粕取焼酎も1.8lで2,100円と手頃。
もし私が焼酎を飲む人間ならきっと買っただろう。
今回は蔵まで来たのでちっと発奮してオーガニック清酒を購入した。
精米度65%。
アルコール度15%。
有機 純米 「天鷹」 1800ml / 3,308円
柳腰、柔らかな自然体。
物静で、控えめ。
私的に、もう少し濃い感じが好きだな。
天鷹酒造株式会社
栃木県大田原市蛭畑2166
0287-98-2107
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