ブドウ園で翠峰を買って帰ろうとした時、ふと壁の写真を見て気になる品種があった。
異常に長い房、色は黒。
まばらな粒付き。
ヨーロッパ系の甲州三尺の血の入った品種のようだが知らない。
名前を聞くとブラック三尺。
全く知らないし、食べた事もない。
聞くとまだあるそうだが、花振いで粒の付き方が悪くあまり勧められない。
試食もない。
私は外見など気にしないし、ヨーロッパ系品種が食べたいので、直ぐに反応した。
籠とハサミを貰いブドウ畑へ行く。
樹にはあまり房がなく、既に終わりか、元々房付きが悪いのかは不明。
とり合えず一房だけ採って買う事にした。
重さは一房170g。
一粒4,6g。今の時代では小さい。
ただ甘さが尋常ではない。
25%を越える。
これはワイン用品種並み。
今まで食べた中で一番甘いブドウ。
ビックリした。
純系のヨーロッパ品種だから、ラブラスカ臭もせず、黒ブドウなのでコクがある。
極めて好ましい。
あと今まで食べなかったが、干乾びたような粒。
奥さんが干しブドウのようで美味しいと教えてくれたので、食べてみた。
まさに半生干しブドウ。
糖度はジャム寸前の43.4%。
あり得ない経験をした。
ブラック三尺=紅三尺×グザルカラ
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