自宅庭の果樹園化計画の最初の苗木が届いた。
数ある品種の中から選んだものは、柑橘の『津之輝』だ。
昨年2009年3月に種苗登録されたばかりの最新品種。
まだ実際に果物を買って食べることは出来ない。
でも色々調べると初めに植えるのに最も相応しいと思った。
今ミカンではデコポンが伸び盛りの感じがあるが、十年もすれば『せとか』に変わるだろう。
やはり品質的に『せとか』の方が素晴らしい。
外皮・内袋とも薄いし、果肉から汁がこぼれない。
最近は刺無し系統の苗も販売されているし。
それではその『せとか』の次は何か?
きっとこの『津之輝』だと思う。
まず『せとか』より熟すのが早い。
味も糖度13%で酸の抜けも早い。
またこれから農家の高齢化の問題もあり耐病性も大切。
そうか病には強く、かいよう病にはかなり強いらしい。
その上、柑橘に問題のトゲが無い。
バラ栽培の経験から、トゲが有る、無いでは扱いが全然違ってくる。
使う手袋の種類から違う。
最後に私が果実を食べていないのに決断した理由は、雄性不稔性のタネ無しでかつ単胚性。
柑橘の特殊な性質の為、品種交配の母木に使えるものは少ない。
この津之輝は、その点をクリアーしているので品種交配の母木として使える。
幸い住宅地の我が家の周りに柑橘の木は無い。
これで目的としない品種の花粉が紛れ込む可能性は少ない。
これはミカン栽培農家や産地でない強み。
自分で父木を決めれば確実に交雑が出来き、新品種を作ることが可能だ。
昨年登録されたばかりの最新品種を親に使い交配するなら、トップグループの開発参加となるだろう。
その内、果樹園から果樹研究所へ格上げを図りたい。
追伸 父親は
べにばえ
参加
第1回果樹研フルーツセミナー「カンキツの品種開発最前線」
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